特殊車両(架装車)の買取相場【2026年8月】年式の欄が無い相場表は、年式を書いた2社より5.56倍低い数字でした
パッカー車・タンクローリー・ミキサー車・消防車・散水車・バキュームカー・キャリアカー・セルフローダーの買取相場を3社から集計しました。同じ2tパッカー車の相場が、年式の欄がある2社では中点250万円、年式の欄が無い1社では45万円です。年式を書いていない相場表の数字は、年式を書いている表の「15年超」の帯とほぼ一致します。
5.56倍 年式を書いた2社と書かない1社の相場の差(2tパッカー車・5年落ち相当・中点比)(サンプル数 3)
この条件の相場
| 指標 | 値 | n |
|---|---|---|
| 年式を書いた2社と書かない1社の相場の差(2tパッカー車・5年落ち相当・中点比) | 5.56倍 | 3 |
| 年式の欄を足したときに相場表で説明できた実績の件数 | 10件中3件 → 7件 | 10 |
| 自社の相場表の最大サイズ行の上限を超えた実績 | 23件中16件 | 23 |
| 相場表の行がそのページの車種名だった車種 | 8車種中4車種 | 8 |
| 同じ相場表が別の車種のページで使い回されていた組 | 2組 | 8 |
| 年式なしの上限と「5年落ち」の下限の比(大型) | 3.03倍 | 2 |
| 年式なしの上限と「5年落ち」の下限の比(中型) | 3倍 | 2 |
| 年式なしの上限と「5年落ち」の下限の比(小型) | 2.14倍 | 2 |
| 年式なしの上限と「15年超」の上限の比(小型) | 1.00倍 | 2 |
| 年式なしの上限と「15年超」の上限の比(中型) | 0.77倍 | 2 |
| 年式なしの上限と「15年超」の上限の比(大型) | 0.83倍 | 2 |
| 年式ありの2社で下限が完全に一致した帯 | 4組中3組 | 4 |
| 同じ型式・同じ年式の実績どうしの開き(PKG-FRR90S2・2008年式) | 1.71倍 | 2 |
| 集計した買取実績 | 23件 | 23 |
| 集計した相場表の区分(重複を除いた実数) | 24区分 | 6 |
| 塵芥車の実績価格の中央値 | 2,500,000円 | 10 |
| 塵芥車の実績価格の第1四分位 | 1,530,000円 | 10 |
| 塵芥車の実績価格の第3四分位 | 3,000,000円 | 10 |
| 塵芥車の実績価格の最小 | 1,000,000円 | 10 |
| 塵芥車の実績価格の最大 | 4,800,000円 | 10 |
| 公開レンジの上限(大型塵芥車10t) | 1,650,000円 | 1 |
| ミキサー車の実績価格の中央値 | 1,575,000円 | 10 |
| 2tパッカー車の相場(年式の欄なし) | 200,000〜700,000円 | 1 |
| 2tパッカー車の相場(15年超) | 150,000〜700,000円 | 1 |
| 2tパッカー車の相場(10年落ち) | 500,000〜1,800,000円 | 1 |
| 2tパッカー車の相場(5年落ち) | 1,500,000〜3,500,000円 | 1 |
- 安いほうの4分の1100万円〜153万円
- その次の4分の1153万円〜250万円
- その次の4分の1250万円〜300万円
- 高いほうの4分の1300万円〜480万円
半分は 250万円 以下、4分の3は 300万円 以下 でした。 一方、公開されている相場の上限は 165万円 です。
公開されている相場165万円まで
実際の成約(4分の3)300万円まで
査定を依頼できる業者の対応条件
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| 業者 | 相場表の粒度 | 走行距離の欄 | 買取実績の公開 | 運営会社と古物商許可 | 公式 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| トラックファイブ | 架装8種それぞれに4行の相場表。★年式の欄が無い | なし | ★型式・年式・エリアつきで公開(3社で唯一) | 株式会社トラックファイブ(東京都港区・2003年設立)/東京都公安委員会 第301081905967号 | 公式サイト | |
| トラック買取王 | ★サイズ3区分 × 年式3帯の9区分。圧縮方式の差も明記(プレス式が20〜50万円高い) | なし | 確認できず | 有限会社グランベリー(千葉県)/千葉県公安委員会 第441040001242号 | 公式サイト | |
| トラック・重機一括査定 | サイズ2区分 × 年式2帯。★3社で唯一、走行距離まで書いている | ★あり(5〜10万km/10万km超) | メーカー・車種・年式のみ。金額なし | INFINITY CREATION(東京都新宿区)/★古物商許可番号の記載なし。買取業者ではなく一括査定サイトで、トラックファイブを提携先として掲載している | 公式サイト |
この条件ではどれを選ぶか
パッカー車やタンクローリーのように、シャシの上に専用の装置を載せた車を架装車と呼びます。この種類の車は1台ごとの需要が小さく、まとまった情報がありません。そこで8車種ぶんの相場表(うち2組は他の車種と中身が同じなので、区分の実数は6車種24区分)と、型式まで書かれた買取実績23件を集めて並べ直しました。最初に困ったのは、同じ2tのパッカー車の買取相場が、サイトによって20万円から70万円だったり、150万円から350万円だったりすることです。桁が違います。並べてみると理由がはっきりしました。年式の欄があるかどうかです。年式を書いている2社は、5年落ちの相場をそれぞれ150万円から350万円、200万円から300万円としていて、中点はどちらもちょうど250万円で一致しました。年式を書いていない1社は20万円から70万円で、中点は45万円です。5.56倍の差があります。ではその45万円が間違いなのかというと、そうではありませんでした。年式を書いている表の「15年超」の帯を見ると、15万円から70万円です。上限の70万円がぴったり一致します。中型は100万円と130万円で0.77倍、大型は165万円と200万円で0.83倍でした。年式を書いていない表の数字は、年式を書いている表のいちばん古い帯と0.77倍から1.00倍の範囲に収まっています。3区分すべてです。つまり年式の欄が無い相場表は、いちばん安い層の数字を、全部の年式の数字であるかのように見せていることになります。これは実績とも合いました。年式の欄が無い会社は、自社の買取実績を型式と年式つきで公開しています。その実績を自社の相場表に当てると、最も高いサイズ区分の上限に収まったのは10件のうち3件だけでした。ところが同じ実績を、年式で3つに区切ったもう1社の表に当て直すと、7件が収まります。列を1つ足すだけで、当たる件数が3件から7件に変わりました。3架装23件でまとめても、自社の相場表の最大行の上限を超えた実績が16件あります。外れたものはすべて上に外れていて、下に外れたものは1件もありませんでした。塵芥車の実績10件だけで見ると、中央値は250万円、4分の3が300万円以下です。相場表のいちばん高い区分の上限が165万円ですから、真ん中より上はまるごと表の外側にあることになります。ここで注意することが3つあります。1つ目は、実績は業者が選んで載せているという点です。高く買えた例が選ばれやすいので、相場表が低すぎると断定はできません。言えるのは、同じ会社の相場表と実績が別のことを言っている、というところまでです。2つ目は、年式を書いている2社のうち1社は一括査定サイトで、もう1社ではなく、比べた相手の会社を提携先として掲載しているという点です。独立した2社が一致した、とは書けません。それでも提携関係にある2つのサイトの数字が10倍近く食い違っていること自体は事実です。3つ目は、車格をこちらで判定している点です。エルフ・キャンター・デュトロを小型、レンジャー・フォワードを中型とし、7年落ちまでを5年落ちの帯、8年から14年落ちを10年落ちの帯、15年以上を15年超の帯としました。ここには判断が入っています。最後にもう1つ、相場表そのものについて数えたことを書きます。8車種のページを開いたところ、相場表の行がそのページの車種名になっていたのは4車種でした。バキュームカーと散水車は行が「路面清掃車」で、2ページとも中身がまったく同じ表です。車輌運搬車とセルフローダーも同じ表を使っていて、行は全部「キャリアカー」でした。消防車は行が「小型特殊車両」のような汎用の名前で、消防車固有の数字ではありません。相場表を見るときは、金額より先に、その表の行が自分の車の区分になっているかを確かめてください。