バスの買取相場【2026年8月】機械的に同一と書かれているセレガとガーラで、同じ会社の代表値が1.35倍違いました
観光バス・送迎バス・路線バスの買取相場を3社から集計しました。日野セレガといすゞガーラは同じ工場で作られる機械的に同一の車両ですが、そう書いている当の会社の相場表で、重なる年式帯の代表値が1.27〜1.57倍違います。海外輸出ルートの上乗せは、2車種9帯すべてで年式が古いほど大きくなりました。
1.35倍 セレガとガーラの代表値の差(重なる3帯の中央値)(サンプル数 3)
この条件の相場
| 指標 | 値 | n |
|---|---|---|
| セレガとガーラの代表値の差(重なる3帯の中央値) | 1.35倍 | 3 |
| セレガとガーラの代表値の差(最大・2005〜2009年式) | 1.57倍 | 2 |
| セレガとガーラの代表値の差(最小・2020年式以降) | 1.27倍 | 2 |
| 同じ車なのに装備の加点の上限が違う倍率 | 2.08倍 | 2 |
| 輸出ルートの上乗せが年式の古い順に並んだ帯 | 9帯すべて | 9 |
| 海外輸出ルートの上乗せ(最も古い帯・セレガ初代) | 1.56倍 | 1 |
| 海外輸出ルートの上乗せ(最も新しい帯・ガーラ2017〜2019年式) | 1.1倍 | 1 |
| 同じ大型でも観光バスと路線バスで相場の下限が違う倍率 | 4倍 | 2 |
| 路線バス(大型)が中型バスの中点を上回った倍率 | 1.51倍 | 2 |
| 走行距離が2倍違うときの価格差(同一型式・同一年式) | 1.24倍 | 2 |
| 自社の相場表のマイクロバス行の上限を超えた実績 | 7件中5件 | 7 |
| 集計した買取実績 | 22件 | 22 |
| うち金額が公開されていた実績 | 22件中10件 | 22 |
| 実績の走行距離の中央値 | 106,500km | 10 |
| 走行距離20万km以上で成約した実績 | 10件中4件 | 10 |
| バスの実績価格の中央値 | 3,150,000円 | 10 |
| バスの実績価格の第1四分位 | 2,000,000円 | 10 |
| バスの実績価格の第3四分位 | 4,500,000円 | 10 |
| バスの実績価格の最小 | 1,300,000円 | 10 |
| バスの実績価格の最大 | 6,700,000円 | 10 |
| 大型観光バスの相場(公開) | 2,000,000〜9,000,000円 | 1 |
| 路線バスの相場(公開) | 500,000〜6,000,000円 | 1 |
| 中型バスの相場(公開) | 800,000〜3,500,000円 | 1 |
- 安いほうの4分の1130万円〜200万円
- その次の4分の1200万円〜315万円
- その次の4分の1315万円〜450万円
- 高いほうの4分の1450万円〜670万円
半分は 315万円 以下、4分の3は 450万円 以下 でした。
査定を依頼できる業者の対応条件
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| 業者 | 相場表の粒度 | 買取実績の公開 | 海外輸出ルートの相場 | 運営会社と古物商許可 | 公式 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| トラックファイブ | 用途別4区分(マイクロ/中型/大型観光/路線)。★年式の欄も走行距離の欄も無い | ★年式・型式・走行距離・金額を全部公開(3社で唯一、金額を出している) | 記載なし | 株式会社トラックファイブ(東京都港区・2003年設立)/東京都公安委員会 第301081905967号 | 公式サイト | |
| トラック買取王 | ★車種別 × 年式帯(セレガ7帯・ガーラ7帯)。代表値と装備の加減点まで明記 | 確認できず | ★国内相場とは別の列で、年式帯ごとに輸出の最大額を掲載 | 有限会社グランベリー(千葉県)/千葉県公安委員会 第441040001242号 | 公式サイト | |
| バスランド | 相場表なし。個体ごとの★販売価格を掲載(買取価格ではない) | 12件。年式・型式・走行距離まで公開。★金額は全件非公開 | 記載なし | 株式会社タカネットサービス(横浜市西区・2009年設立)/神奈川県公安委員会 第451310003611号 | 公式サイト |
この条件ではどれを選ぶか
バスを売るとき、まず人数で調べる人が多いと思います。何人乗りか。ところが集めてみると、価格を分けているのは人数ではありませんでした。1社が公開している相場表は、マイクロバス30万円から200万円、中型バス80万円から350万円、大型観光バス200万円から900万円、そして路線バス50万円から600万円の4区分です。路線バスは大型ですが、下限の50万円はマイクロバスの30万円に近く、中型バスの80万円より低くなっています。上限の600万円は大型観光バス寄りです。つまり路線バスの幅は、他の3区分すべてにまたがっています。同じ大型でも観光と路線で下限が4.0倍、中点で1.69倍違いました。人数ではなく用途で決まっている、ということです。次にもっとはっきりした例が出ました。日野セレガといすゞガーラです。この2台はジェイ・バス小松事業所で共同生産されていて、機械的には同一の車両です。これは私が調べたのではなく、ガーラの相場を出している買取業者が自分のページにそう書いています。ところが同じ会社の相場表で、この2台の代表値が違いました。年式帯の切り方が2つの表で違うので、ガーラ側の帯がセレガ側と同じか新しい組だけを選んで比べました。新しいほうが高いはずなので、それでもセレガが高ければ年式のずれでは説明がつきません。2005年から2009年式でセレガ330万円に対しガーラ210万円で1.57倍、2015年から2019年式で1080万円に対し800万円で1.35倍、2020年式以降で1650万円に対し1300万円で1.27倍でした。3組すべてセレガが上で、中央値は1.35倍です。装備の加点も違いました。セレガは観光フル装備で50万円から250万円、ガーラはサロンやトイレなどを合計して30万円から120万円です。上限で2.08倍。同じ車なのに、同じ会社が別の値付けをしています。これを不正だと言うつもりはありません。中古の値段は台数と引き合いで決まるので、同じ車でも銘柄で流通量が違えば値も違います。ただ、自分の車がガーラだったとき、セレガの相場表を見て期待していると外れる、ということは言えます。3つ目は輸出です。この会社は国内相場とは別に、海外輸出ルートの最大額を年式帯ごとに出しています。国内の上限に対して輸出の最大がどれだけ上乗せされるかを計算すると、セレガの最も新しい帯で1.11倍、最も古い1990年から2000年式で1.56倍でした。ガーラも同じで、2017年から2019年式の1.10倍から、2004年以前の1.45倍まで並びます。2車種9帯すべてで、年式が古いほど上乗せが大きくなりました。例外はありません。国内の値段は年式で落ちるのに、輸出の上限はそこまで落ちないからです。古いバスほど、国内でいくらかより、輸出に出せるかどうかで金額が変わります。最後に走行距離です。実績の中に、同じ型式で同じ年式のコースターが2台ありました。24万km走った車が250万円、12万km走った車が310万円です。距離は2倍違うのに、価格は1.24倍しか違いません。もっと極端な例もあります。61万km走った2013年式のセレガが480万円で成約していて、この金額は先ほどの会社のセレガの相場帯にちゃんと収まっています。別の会社は113万km走った1995年式のセレガを買い取っています。金額は公開していませんが、買い手はついています。バスは距離ではなく、車体と架装がまだ使えるかで判断されているようです。集めた実績は22件で、そのうち金額まで公開していたのは10件でした。残りの12件は走行距離まで出していて金額だけが伏せてあります。金額を公開している10件で分布を出すと、中央値は315万円、4分の3が450万円以下でした。なお、この10件はマイクロバスから大型観光バスまで混ざっているので、車格を揃えた分布ではありません。1つ注意を書いておきます。セレガとガーラの比較は、同じ会社の2ページを突き合わせたものです。他社で同じことが起きているかは確かめていません。ですから言えるのは、この会社の表ではこうなっている、というところまでです。もう1つ。バスの販売価格を載せているページがあります。平成18年式のガーラが820万円と出ていますが、これは売る側の値段ではなく買う側が払う値段です。同じ年式帯の買取相場の代表値は210万円です。会社も個体も違うので何倍抜かれているとは書けませんが、買取価格と販売価格を並べて比べないでください。